音楽教室というと、幼い子供が通うものだと思うものです。実際のところ、ピアノやギターを始めるのは10‐20歳のあたりがとても多く、子供から学生がほとんどなのは事実です。しかし40代や50代になっても楽器や歌を始める人は意外といたりします。中年世代でも音楽教室に通うことはできるのでしょうか。
40代、50代からの音楽教室
声楽、ピアノ、ギター、バイオリン、どれでもよいのですが、大人になってから始める人も一定数いるのが実態です。しかし大人から今更初めても遅いのではないかと思う人も少なくありません。結論からいうと、音楽は40、50歳から始めても十分に楽しむことができる分野です。中年から音楽を初めてプロになるのは難しいですが、それでも楽しむことも可能ですし、上達することも十分可能な世界です。

少数派
どうしても中年世代から音楽を始めるのは全体的に見れば明らかに少数派になります。そのため、実際の教室に通う生徒のなかでは、明らかに浮いてしまうようにみえます。そのため、個人クラスを選択し、集団レッスンなどはしないようにしましょう。個人レッスンであれば、周りの目を気にする必要もありません。
上達速度
感度の高い子供世代に比べると中年世代はどうしても感性が鈍ってしまっている分、子供よりは上達速度が遅めです。そのため、焦らずじっくり時間をかけて学習することをお勧めします。世の中のほとんどの職業は3年程度かけて修練することでようやく1人前に慣れます。自分のペースでやりましょう。
大人の趣味
特に男性に多いのですが、無趣味の人はとても多いです。中年から高齢者になっても無趣味で毎日無意味な生活を送ってても人生はつまらないでしょう。そこで楽器を始めることをお勧めします。楽器をすることで指を動かし、脳が刺激されることで痴呆防止にも役立つのです。
毎日練習
速く上達させたいのなら、できるだけ毎日練習の時間を取ることが大切です。まだまだ現役で仕事や家事、育児を行っている場合が多いので、毎日練習するのは難しいかもしれませんが、間隔があいてしまうと、どうしても上達が厳しくなってしまいます。1日20~30分の練習を毎日続けてみましょう。
挫折者
40代から50代で音楽を始める人は多くいますが、その中でも残念ながら挫折してやめて行ってしまう人もいます。どのような人たちが辞めて行ってしまっているのでしょうか。以下のようなパターンが多いため、注意しましょう。あまりネガティブに考えず、自分だけを見続けたほうが良いです。

楽譜の読み方
歌でも楽器でも、音楽は基本的に楽譜で構成されています。そのため楽譜をまず読めるようにならないといけないのですが、音の長さや強弱など、さまざまな情報が掲載されていますので、混乱してなかなか覚えられない人もいます。楽譜の時点で脱落して絶望してしまう人もいるのが実態です。
練習する時間
40代や50代になると、会社で中核を担っていることが多く、仕事が忙しくて練習する時間が作れない人が一定数します。そのため、時間が作れず、疎遠になって辞めてしまう人が多いです。どうしても音楽は毎日練習を重ねないと上達することができないため、この点は仕方ないのかもしれません。
周囲との比較
周りの子供たちと比べて成長速度の遅さに絶望してやめていく人もいます。確かに感性という意味では子供に劣るし、実際のところ成長速度は遅めなのですが、周囲の目を気にしすぎることで、自分に適性がないと思い込んでしまい辞めてしまうのです。
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